開演直前のドタバタ、終演後のロスが続いたりとあってブログを書く気力が無かったのですが、ようやく書きたくなってきたので近況を少し書きたいと思います。
当ブログでも以前軽く触れた内容になりますが、毎年この時期は子供たちが所属しているキッズミュージカルの劇団の公演があります。
公演は年に１回しか無いのですが、ここに向けて１２月頃から毎週土日の９〜１７時でレッスンがあり、この５ヶ月は親子ともどもミュージカル漬けになります。
そんな今年はこんな演目でした。
この劇団の概要はコチラのホームページにあるので割愛。
昨年は小田原駅近くにある三の丸ホールというところで盛大に開催したのですが、その反響が大きかったのか大量に新メンバーが加入して総勢４４名の劇団となりました。
公演ではその他ゲスト出演の方もいたので総勢６０名ぐらいが舞台に立ったかもしれません。
これをまとめて演出する先生方の苦労は想像を絶しますね。
この公演に向けて保護者はただ子供たちを預けてヨロシク〜というわけにはいかず、舞台に必要な大道具や小道具を仕込むために週末は毎回制作に追われることになります。
全く何もないところからデザインを起こすのはさすがに難しいので、昨年から先生のツテでプロの舞台技術の方がデザインすることになりました。
事前に用意されたデザインの下絵はコレ。
このほかにももう少しあるのですが、コレ全部用意するの？？と戦慄が走りましたね（笑）
当初はこんなもの作れるの？？と思っていたのですが、デザインを分割して巻ダンボールにコツコツ下絵を描いていきました。
美術の成績は限りなく２に近い３だった私も頑張りましたよ😅
そして完成して舞台に組み上げられたのがコチラ。
これも保護者総出で１日掛けて組み立てた超大作です。
組み上がった時の達成感はなかなかのモノでしたね。
背景の１枚絵を仕上げるのに確か丸々２ヶ月ほど掛かったかなと思います。
これが公演当週の木曜日のこと。
そこから公演当日に向けて激動の日々が始まりました。
子供たちはこの日から舞台を使ったリハーサル。
木曜、金曜は夕方から２１時過ぎまで。
土曜日は最初から最後まで通しのリハーサルを２本（公演は２回あり、２回ともキャスト変更があるのでどちらも通すことになります）。
子供たちはほぼ２役が基本なので本当に大変ですね。
毎年思いますが公演当日に向けてこんな日々が続くので疲労がピークに達して極限の状態で本番を迎えるのに、よくあれだけの演技が出来るなと感心します。
マラソンのレースに向けた調整とは大違いですね（笑）
そして迎えた当日。
今年は妻がクジを見事引き当てて保護者会の会長に就任。
上記の事前の準備など大道具担当の保護者もいましたが、全てを統括する役割だったので超絶忙しくしていました。
私も可能な限りサポートに回りましたが、そのストレスは相当なモノだったかと思います。
毎年この時期になると妻がみるみるやつれていくのですが、今年は特に見ていられなかったですね。
とにかく当日もあちこち行ったり来たりととにかく忙しそうにしていました。
他の保護者からは私の顔を見るなりカミちゃん（保護者間での妻の呼称）はどこ？？と何十回も聞かれました（笑）
そんな妻とは完全に別行動となるのですが、私は毎年主役級の子が取り付けるマイクの世話係。
今年は公演中にキャスト間でのマイク入れ替えがあり、かなり慌ただしくなりました。
入れ替えは全部で３回あるのですが、最後の入れ替えが２分しかない超早替え。
オマケにマイク入れ替えが練習できるのは前日のリハーサルのみという、ほぼぶっつけ本番（笑）
他のお父さんとアレコレとシミュレーションしながら最適な方法を見つけ出して結果、何とかクリアできたので事なきを得ましたが、アレを失敗するとソロパートでまさかのマイクなしという悲劇に見舞われるので緊張はなかなかのモノでした。
あとはマイク固定のために貼り付けたテープが汗で剥がれてしまうので、貼り替えのサポートなど細々した仕事や公演中のトラブル対応で先生をサポート。
舞台裏でウロウロしていました。
毎回何かしら起こるのですが、今年も色々ありましたね。
公演中に小道具が行方不明になったり大道具が壊れたり。
演者が出てくる場所から出られなかったり出番に間に合わなかったり。
舞台は生き物（魔物？）。
本当に色々なことが起こります。
個人的には突発的なトラブル対応が大好きなので、何も起こっていない時よりもイキイキしていたかもしれません（笑）
と、そんなこんな色々あった公演ですが、自分の仕事に穴を開けることもなく無事に２回の公演を終えることができました。
我が子たちもそれぞれの見せ場のある役をしっかりこなしていました。
それだけでもう感動。
親子ともどもやり切った達成感でミュージカルロスが半端ないです。
キッズミュージカルなので子供の学芸会レベルでは？と思われるかもしれませんが、かなり本格的な構成で大人顔負けの迫真の演技。
その熱量に感動するのは間違いありません。
ミュージカルはちょっと・・・という方にもぜひ見てもらいたい。
あの熱量は現場でしか感じられないので、一度体感するとヤミつきになるはず。
と言いつつも親目線のフィルターがかなり強く入っているので、素晴らしい公演だった！と思っているものの、実際のところどうなんだろう？内輪で盛り上がっているだけでは？と思うフシもあります・・・
今回、いっちさんとキクチさんが初めて来て下さって、終演後に個別に「良かったよ！」とご連絡頂いたのですが、それでもまだ確証は無く・・・といった感じです。
（疑っている訳ではないですが！）
詳細は恐らくキクチさんが語って下さると思いますので、そちらに託したいと思います（笑）
まだ全然公演に到達していないけど既に面白い。
夫婦でwktkして待っています😁
